医療保険って本当に必要⁈
本日は、病院の制度などを踏まえながら医療保険について、お伝えしたいと思います。
よく「今は早く退院できるようになった」などという言葉を聞きませんか?
実は、本質として入院日数が年々減少している理由があります。
それは、早く退院させないと病院が儲からないのです。
原因としては、少子高齢化です。
4人に1人が65歳以上の時代です。
入院日数を短くしないと、入院したくてもできない患者が溢れたり、医療費負担をしている私達現代世代の保険料はさらに大きくなります。
もう1つは日本の制度で出来高制から包括支払制への移行です。
簡単に言うと、これまでの検査や投薬をすればするほど、病院側は儲かる仕組みになっていましたが、検査や投薬の回数ではなく、病院ごとに1日の医療費を定額にしました。
例えば、◯◯という病名の場合、
1〜10日までは◯◯円
11日目以降は◯◯円
このように定められています。
この制度にすれば病院からすると、無駄な検査や投薬を減らした方が利益が出ます。
元々は、2002年に大学病院で試験的に導入された制度だったのですが、今では全国的に広まっています。
この実状と医療保険の損得を照らし合わせてみましょう。
医療保険の保険金は、手術給付金と入院給付金の2つで構成されています。
例えば、手術したら◯◯万円、入院1日あたり◯◯円という構成です。
要するに手術して、長く入院した方が得をするという事です。
なので、一概に医療保険は必要ないという事ではありませんが、国の制度であったり、医療保険の仕組みを理解した上で検討した方が良いでしょう。